
漱石の「草枕」について思う事

こんばんは、菅原と申します。
7月に令和地所に入社して1ヵ月半がたちました。
今まで、お役立ち情報や茅ヶ崎さんぽとしてブログを投稿していましたが少し個人的なことも投稿しようかなと思い菅原ブログのカテゴリーを作らせてもらいました。
今後、定期的に投稿していきたいと思いますのでよろしくお願いします。
ところで、先ごろ社内で「本読んでいる」という話題があったので不動産会社に勤めている人間としては、夏目漱石の「草枕」の冒頭部分を知っているべきかなと思い投稿させていただきます。
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【草枕:冒頭抜粋】
山路を登りながら、こう考えた。
智に働けば角が立つ。情に掉させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい。
住みにくさが高じると、安いところへ引き越したくなる。どこへ越しても住みにくいと悟ったとき、詩が生れて、絵ができる。
人の世を作ったのは神でもなければ鬼でもない。やはり向う三件両隣にちらちらするただの人である。ただの人が作った人の世が住みにくいからとて、越す国はあるまい。
あれば人でなしの国に行くばかりだ。人でなしの国は人の世よりもなお住みにくかろう。
越す事のならぬ世が住みにくければ、住みにくいところをどれほどか、寛容て、束の間の命を、束の間でも住みよくせねばならぬ。
ここに詩人という天職ができて、ここに画家という使命が降る。
あらゆる芸術の士は人の世を長閑にし、人の心を豊かにするが故に尊い。
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我々は、詩人でもないし画家でもないのですが束の間でも住みよい家を提供するという不動産仲介業を営んでいます。
お客様の心を豊かにした結果、尊いといわれる様な会社にしていくため精進してまいります。
